第5回:地獄
   
(1999年・日本)

鑑賞法 ビデオ

監督・脚本/石井輝男
特殊メイク/宗理起也
出演   /斉藤のぞみ
      佐藤美樹
      前田通子
      丹波哲郎 他  

=スト−リ−=
悩める宇宙真理教の元信者りかの元に、突然閻魔大王とその使者が現れた!!
地獄を見せてくれると言うから付いてった!!
彼等は「しゃば」でどんな罪を犯したのか!!
そして犯罪者共はあらゆる刑を受けまくる!!
はたしてりかはそこに何を見るのか、、か、、か、、

=見どころ=
●演者さん
●マーブル背景
●頻繁に登場するサービスカット&シーン
●オウム事件を母体(っつーかそのまんま)にした再現ストーリーが映画の大半を
 占めている事。途中何の映画を見ているのか分からなくなる。
●真理教所属の看護婦と医者の情事シーン。
「言い草がふるってるわ」「シレっとした顔して」「天下御免のおめかけさん」等、
 名言い回しがバンバン出てくる。

●丹波哲郎の殺陣シーン。丹波哲郎の権力とかを感じる。
●エンドロールのヌード万華鏡
●閻魔大王が女
●等等、あげればきりがない。

=感想=
●うーん。面白。
このCG全盛時代(ですよね?)に徹底したアナログシステム。
映画っていろいろ機械の技術でいじれると思うのですが、スローモーションまで演技
でやるなんて、なんていうか、とても演劇的でライブ感漂ってて、発見でした。

あと、罪が全部実際起こった最近の事件で、
幼女連続殺人(宮崎勤が宮島という名で)、オウムのサリン事件(麻原が笠原)、
ヒ素カレー事件(林マスミはマスコという名で)。
で、オウムの話がもう4分の3位なんで、オウムのビデオを見ている気分になってく
るのです。

丹波哲郎の殺陣シーンはまたまた突然で、地獄の鬼たちと戦うのですが、鬼たちが
「出あえ〜!!出あえ〜!!」って江戸言葉(?)で仲間を集めているのも注目です。
このシーン、ストーリー的には必要無いと思いますが、私には必要です。

他にも、ここはと思う所満載ですが、長いと読みづらいのでこの辺で。

最後丹波さんのセリフ等を

◎「地獄?生きるも地獄、死するも地獄、さすれば同じ事じゃ。
地獄行きはちょっと延ばそうか。まだ斬り足りぬ、、」(丹波哲郎が去るシーン)

◎「こういうのダブルスタンダードって言うんでしょ!」(オウムの看護婦さんが教
祖への不満を漏らして)

見る人が見たら怒るんじゃないかと思いますが、私はお勧めします。